こんにちは。
駐在サラリーマン@米国です。
前々から気になりつつも、なんだかんだ投資してこなかった(理由は特にないですww)、Beyond Meat(NASDAQ:BYND)について今回紹介します。
Beyond Meat(NASDAQ:BYND)とは?
Beyond Meat(NASDAQ:BYND)はカリフォルニア州エル・セグンド(LAです)にHQを置く、植物で人工肉を製造・開発する食品テクノロジー会社です。
(会社HPより)
Beyond Meat(NASDAQ:BYND)の商品ラインナップ、取り扱い企業、果てはビーガン(さまざまな理由から肉食をしない意識の高い人々)まで、こちらの記事がよくまとまって解説されています。
Beyond Meat(NASDAQ:BYND)近況
5月上旬にBeyond Meat(NASDAQ:BYND)の2020年第一四半期報告がなされました。
発表された数字は、純売上前年同期比で141%増をはじめ、成長ドライバーを感じさせてくれる力強いものでした。
プレゼン資料で強調されておりますが、例えば、米国を除くグローバル市場の売上成長は著しく、特にグローバル・リテールセグメントで前年同期比5,000%弱(元の数値が小さく発展途上ということでもありますが)、グローバル・フードサービスセグメントでは60%弱の成長となっております。
米国リテール、米国フードサービス、グローバル・リテール、グローバル・フードサービスと、4つの売上セグメントがありますが、過去にはグローバル・リテールが極端に少ない状況でしたが、そこに改善がみられている格好です。
また、純売上に対する研究開発費が占める割合も減少してきており(金額ベースだと上昇しています)、順調に売り上げを伸ばし、これから事業に投資してきた分を回収していくフェーズ、拡大フェーズにきていることが読み取れます。
コロナ禍の影響は、コロナ禍が既存の食肉業界サプライチェーンに悪影響を与えたことが(不謹慎ですが・・)功を奏しプラスに影響しています。
これら結果を受けて、Argus Researchの株価予想ですと、今後株価は180ドルまで上昇すると予想(現株価の30%増です)。BTIG Researchの株価予想だと173ドルとしています。
5月上旬にBeyond Meat(NASDAQ:BYND)は投資すべきか?
Beyond Meat(NASDAQ:BYND)は長期投資銘柄としてかなり期待できるのではないでしょうか?
小生も今後少しづつ分散させつつ購入していくことに決めました。
というのも、Beyond Meat(NASDAQ:BYND)はかなり今後の世界の潮流に沿っています。
1.気候変動、環境に優しい
⇒ 家畜育成のための土地、飼料の育成、牛が発するメタンガス等から、かねてより食肉は地球環境に良くないと言われています。ESG投資の意識の高まりは、Beyond Meat(NASDAQ:BYND)にとって追い風となるでしょう。
2.動物愛護の観点
⇒ これは1.と似ていますが、ビーガン(食肉を自発的に避ける人々)や動物愛護アクティビストから当然好意的に受け入れられてきました。ビーガン人口は今後も急速に成長していくと言われています(米国では2013年から600%成長。他先進国でも急速な伸びがみられています)
3. マス層への急速な浸透が期待できる
⇒ 傾向としてビーガンやベジタリアンの方、環境問題の意識が高い方は若年層に多いです。Beyond Meat(NASDAQ:BYND)は、スタバやダンキンドーナツといった特に若年層が利用する知名度の高いグローバル企業に商品を卸しています。
また、マクドナルドでの試験販売がカナダ限定で実施されていますが、仮に試験販売の結果、全世界で採用するとなった際には、Beyond Meat(NASDAQ:BYND)の知名度も売上も青天井でしょう。株価への期待値もそれだけ高まりますよね。
(会社HPより)
4.ヘルシー
⇒ Beyond Meat(NASDAQ:BYND)によると、植物肉は通常の肉よりもヘルシーとしています。実際の所どうなのかはわかりませんが、健康志向が高い人に好まれる商品、ブランドイメージを確立しているというのは疑いようがありません。筋トレの流行も相まって、先進国の健康志向が高い層も増加傾向です。
一方で、こうした食品会社の事業リスクとして、商品に何かしらの欠陥がある(例えば発がん性物質が含まれている等)等で大量回収とかなったら目も当てられませんが・・。こうしたリスクがあることも認識はしておくべきです。
5.食肉で禁忌事項がある人口層の増加
⇒ これは具体的にはムスリム教徒、ヒンドゥー教徒を指しています。ムスリム教徒は今後2030年までに全人口の1/4を占めると言われていますし、ヒンドゥー教徒を多く抱えるインドは、今後中国を抜いて世界一の人口を擁する国になると言われいます。
Beyond Meat(NASDAQ:BYND)は、牛肉を模していますが、商品ラインナップを充実させていくなかで、おそらく豚肉を食べることのできないムスリム教徒層向けの商品も開発すると思います。
また、牛肉であっても、そもそもムスリムはハラル牛肉(適切に締められ処理をされた牛肉)でないと口にしません。Beyond Meat(NASDAQ:BYND)はこうした事情にも解決策として受け入れられると思います。
飲食店にとっても、ハラル牛肉を仕入れるよりも、Beyond Meat(NASDAQ:BYND)から植物肉を購入する方が割安で管理の手間も省けると思います。
上記理由により、長期で考えた時にBeyond Meat(NASDAQ:BYND)はかなり大化けするのではないか?というのが小生の予想です。
勿論、Beyond Meat(NASDAQ:BYND)の商品で事故を起こすこと、他企業の植物肉商品がマーケットをとること(現に、NestleやKelloggといった大手も植物肉商品の開発を開始しています)といったリスクはありますので、継続的にBeyond Meat(NASDAQ:BYND)は注視していくつもりです。
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