こんにちは。
本業が最近忙しくなってきた駐在サラリーマン@米国です。
IT革命の時のような、近未来のスタンダードとなるサービス基盤となるセクターや銘柄を探している方は多いのではないでしょうか?
小生もその一人です。笑
今回は、グローバル・ロボティクス・AIテーマ株式指数(IBOTZ)の値動きの3倍となるように組成されたというロボティクス・AI・自動化ETF、UBOT(DIREXION DAILY ROBTCS ART INTEL & AUTO IX BL 3X SH)について紹介します。
UBOTとは?
UBOTは、Direxion社が組成している、グローバル・ロボティクス・AIテーマ株式指数(IBOTZ)に連動するETFです。グローバル・ロボティクス・AIテーマ株式指数(IBOTZ)のデイリーリターンの3倍となるよう設計されいます。
基本情報は以下になります。
(Bloombergを参考に筆者作成)
直近、コロナ禍でかなり株価が下落しているので、コロナ禍以前からトータルリターンを引っ張るとどうしてもマイナスとなってしまっています・・。
一方で、さすが防衛株と言うべきか、レバレッジ型ETFにもかかわらず、配当金がそこそこ高いのは投資家には魅力ですよね。
経費率の高さ(殆どのETF経費率は0.20%程度)は気になりますが、レバレッジをかけるためのオプションの活用、デイリーリバランス等、通常のETFよりもコストがかかることは想像できます。
【UBOT:過去全期間での投資リターン】
残念ながら、-52.29%という結果となっています。。
UBOT構成銘柄
UBOT構成銘柄は以下になります。
【UBOT構成銘柄】
(screener.fidelity.comより)
比較として、同じく米国防衛・航空宇宙ETFのBOTZ(ISHARES DOW JONES US AEROSPACE AND DEFENSE INDEX FUND)の構成銘柄も掲載しておきます。
【BOTZ構成銘柄】
(screener.fidelity.comより)
UBOT株価推移分析
レバレッジ型ETFは株価推移が激しく、期間の区切り方によってはレバ無しETFを下回ることがあります。
以下、レバ無し類似銘柄との比較です。
【5日株価比較】
青線=UBOT (4.67%) 赤線=BOTZ (1.73%) 緑色=ナスダック100 (1.14%)
【3か月株価比較】
青線=UBOT (143.21%) 赤線=BOTZ (39.46%) 緑色=ナスダック100 (34.85%)
【6か月株価比較】
青線=UBOT (15.91%) 赤線=BOTZ (8.82%) 緑色=ナスダック100 (14.99%)
【1年株価比較】
青線=UBOT (0.21%) 赤線=BOTZ (18.23%) 緑色=ナスダック100 (33.07%)
【全期間(2018年4月~)株価比較】
青線=UBOT (-52.29%) 赤線=BOTZ (0.00%) 緑色=ナスダック100 (51.50%)
UBOT投資考察
UBOTは組成されたのが2018年と比較的若いETFですが、コロナ禍の影響前からナスダック100やBOTZと劣後しがちです。
レバレッジ型ETFの3倍リターン(損失)を目指すというのはデイリーリターンのことですので、長期でみるとこうした結果になるのも理解できるのですが、長期で資金を投じるにはリスクが高い(=長年塩漬けになる可能性が否めない)と思います。
ただ、コロナ禍の相場環境ではナスダック100やBOTZよりパフォーマンスがよいので、これは他レバレッジ型ETFと同様に、単純に金融相場(中央銀行が市中に資金をじゃぶじゃぶに供給している状況。つまり今!)であれば、その恩恵を受けやすいのだと思います。
ロボティックスやAIといったテーマは、マクロ環境でみると確実に将来伸びていく分野だと思うのですが、テーマ投資をするにしても、選ぶべき銘柄はUBOTではないというのが私の意見です。
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